作業ブログ
ポルシェ911 タイプ997 プラグ交換
ポルシェ911のプラグ交換をお預かりいたしました。
が、エンジンフードを開けてエンジンルームを覗いてもほとんど何も出来ません。
プラグの交換はリフトアップして下側からの作業になります。
プラグの交換をするには、まずエキゾーストマニホールドとキャタライザーを外す必要がありそうです。
マフラーの取り外し自体は、ナットさえきれいに外れてくれれば、さほど難しくはなさそうですが・・・
徐々に外れてきました。今のところ順調です。
イグニッションコイルが現れました。
コイルを外すとスパークプラグです。
プラグが外れました。このエンジンはダイレクトインジェクションなので、やはりカーボンは溜り気味です。
新品と比べると ヤバい感じがよく分かります。
ガスケット類も当然交換します。
エキゾーストポートも真っ黒ですね。
後は元に戻して無事終了。
その他、エアークリーナーと、
エンジンオイルを交換して作業終了です。
実はちょっとすごい911なんです。
いつかは乗ってみたいですね。
メルセデスベンツBクラス W245 エンジンから異音
エンジンをかけると異音がするということで入庫しました。
アクセルを吹かすと音も上下するので、ベルトと一緒に回転するものが考えられます。
通常のお車はボンネットを開けるとベルト周辺が見えますが、こちらのお車は下からではないとほとんど見えません。
下からでも少し見づらいです。
音の出所を探ると・・・どうやらテンショナーからしているようです。
ベルトとテンショナーの交換でお客様から了承を頂き作業開始です。
まずはベルトを外します。
次にA/Cコンプレッサー、オルタネーターの順に外します。
この辺りまではすんなりです。
あとはテンショナーのみですが、上から締まっているボルト3本が非常に狭いです。
サブフレームのボルトを緩めてエンジンを下げて隙間をつくります。
ようやく外れました。
左が外したもので、右が新品です。
通常のお車ではテンショナーのみの交換ができますが、こちらのお車はアッセンブリ交換になります。
でかいです。
お値段¥33500でした。
こちらが外したオルタネーターです。
それでは折り返していきましょう。
テンショナーの取り付けですが、やはり上側が狭くボルトが締めづらいですね。
サブフレーム」の緩めたボルトを締めたら、
オルタネーター、A/Cコンプレッサーを取り付けて最後にベルトを付ければ完成です。
ではエンジンスタート!
・・・・・静かです ^_^
テンショナー交換でここまでとは驚きましたが、無事に終わりお客様にも喜んで頂けました。
AUDI A4 QUATTRO
AUDI A4のエンジンアイドル不調をお預かりいたしました。
アイドリング時において時々失火を起こしている様な症状でアイドリングが安定してません。
とりあえず、診断機をつないでエラーコードを抽出。
3番シリンダーのミスファイァとエアインテークのリークを検出。
3番シリンダーのコイルまたはスパークプラグが怪しい感じですが、
さらに現状のデーターを拾ってみると・・・
なんと、すべてのシリンダーからミスファイァが検出されています。
どうやらコイルやプラグでは無く、もっと調べる必要がありそうです。
とりあえず、インテーク側のバキュームホース類の点検。
割れている様子は特に無いようですが・・・
悩んでいてもしょうがないので、一度マニホールドを外してみることに。
しかし、これが なかなか大変です。
オルタネーターなども取り外します。
段々と、えらい事になってきました。
がしかし今のところ原因はつかめていません。
マニホールドが外れました。マニホールドの中はブローバイでビッチリです。
こんな状態です。
シリンダーヘッド側も、
もちろんヒドイ状態です。
インテークバルブもタール状のものでヒドイ汚れです。
ヘッド側に付いている仕切り板もこんな状態です。
べっとりです。
とりあえず、ヘッドもマニホールドも出来る限りきれいに洗浄していきます。
ここまで来るのにかなりのケミカル剤を投入しました。
仕切り板もきれいに。
マニホールド取り付け準備完了です。
ヤナセの部品担当の方と相談して、こちらの部品が出る傾向があるとのお話がありましたので、同時に交換しました。
いよいよ取り付けです。
こちらの部品は新品に交換。
こちらのバルブも交換。
緊張の一瞬エンジンスタート!!
おおっ!きれいに吹けあがります。
アイドリングも安定しています。
今まで、あまり作業をする機会がなかったエンジンなので、正直時間がかかってしまいましたが、
結果には大満足。
いまどきの直噴ダウンサイジングターボはかなりエンジン内部が汚れている事も分かり
とてもいい勉強になりました。
レンジローバーSPORTS
チョットすごい車をお預かりいたしました。
昔は砂漠のロールスロイスなんて呼ばれてましたが、
その名も、
レンジローバーSPORTS!!
イヴォーグは結構見かけますが、SPORTSはなかなか千葉県では見かけません。
こんなチャンスはめったに無いので、色々と拝見!
キーをオンにすると、まずナビとメーターにLANDROVERの文字が浮かび上がります。
その後メーターが浮かび上がる仕組み!
そして、センターコンソールや、シフトレバー周りもかなりゴージャス。
今どきのレンジはデザインもイイんですが、工業製品としてのクオリティーの高さもすごいです。
シートもこの質感。超やばいです。
リヤシートもぬかりなく・・・
フロントブレーキはこのクラスお約束のbrembo6POT でかいです。
サスペンションは前後エアサス。
の、マルチリンク。
エンジンは5L V8スーパーチャージャー。
同時期にお預かりしていたカイエンと並べると、一回りくらい大きい感じです。
いやーそれにしても、すごい車でした。
ベンツW210 E240 燃料漏れ修理 E430エンジンマウント交換
W210のE240のお客様より燃料漏れの修理を御依頼いただきました。
車両の後部より、タダならぬ臭いがします。
リフトアップをすると、燃料タンクの横のカバーより、ポタポタとガソリンが落ちてきます。
カバーを外すとポンプから漏れているようです。
このままではハイオクガソリンがもったいないのと何より危険です。
早急に部品を手配して交換いたしました。 交換後は快調です。
お預かりしている同時期にE430の車検もお預かりいたしました。
こちらのお車は、信号待ち等の停車時に振動があるとの事。
点火系統の失火によるエンジン自体の揺れか、マウント等の劣化による揺れか判断がしずらかったので、
まずマウントを点検してみることに。
リフトアップしエンジンマウントをのぞいてみると、
左側のマウントからは何かが飛び散ったような跡があります。
右側は見た目特に何も無さそうですが、
お時間を戴けたのでとりあえず外してみることに。
左側のマウントはゴムの部分が切れており、中のオイルが漏れている状態でした。
新品と比べるとこんな感じ。
右側はオイルこそ漏れていませんが、マウントはかなりへたった状態です。
新品と比べるとこんな感じです。
もっともこの車両、22万㌔走行車!なので、ゴム類の劣化はしかたがありません。
交換後はこちらも快調。まだまだ走れます。
同時期に3台もW210が揃うことはあまり無いので、並べてみました。
色までお揃いなんて、あまりありません。(W210の定番色ですが・・・)
皆様、またのご来店お待ちしております。
VW ニュービートル オーディオ・フロントスピーカー交換
ニュービートルのオーディオの交換を、部品の持込でとご依頼を受けました。
元々SONYの1DINデッキが付いていますが、持ち込まれたメインユニットは海外製のインダッシュナビです。
センターパネルを取り外しハーネスを取付。
ただそこはさすが海外製。国産のように詳しい取付説明などあるわけも無く、難儀いたしました。
とりあえずの仮付け。
作動は問題なくオッケーのようです。
再度ハーネスを外して本組みです。
メインユニット取り付けは無事完了です。
続いてフロントスピーカーですが、こちらはPIONEERのセパレートタイプを購入していただきました。
ドアトリムを外してビックリ!
スピーカーは完全に割れちゃっています。
ドアガラスとレギュレーターを取り外しドアの外板をキレイにしていきます。
今回ここを掃除するのは、
ドアの外板にレアルシルトという制振シートを張りデッドニング効果を試してみたいからです。
フロントウーファーの裏や、外板を叩いて音を調べて取り付けてみました。
ウーファーの後ろ側にはデフュージョンという拡散シートも取り付け。
ウーファーは専用のバッフルを使ってからマウント。
ツイーターはダッシュボードに取り付け。
ニュービートルはダッシュボードが割りと簡単に外れるので、この加工は他車比べればかなり楽です。
クロスオーバーからツイーターへの配線を、純正のハーネスの中に通して(これが本当に大変)
最後にウーファーを取り付け。
左側も同じように作業しました。
ウーファーを取り付けた感想としては、音がかなりハッキリとした印象で低音のキレが良くなりました。
ヘッドユニットが音質などを細かく調整できる国産の商品なら、もっとスピーカーが生きると思いますので
次はぜひヘッドユニットの交換をお勧めいたします。
プジョー407SW エンジンオイル漏れ修理
駐車場に止めておくとオイルの漏れた跡がひどいとのご相談。
早速リフトアップするとかなりひどい状態です。
オーナー様のお話によると、オイルの警告灯が頻繁に点灯し、その度にオイルの補充を行っているとの事。
走行距離が約90000㌔の為、タイミングベルトの交換と含め、なるべく安価でとのご依頼なので、
お時間をいただいて、オイル漏れの箇所を確認後、見積もりとなりました。
まずはエンジンのオイルパン。ここは元々漏れていたのをオイルパンを外さないで隙間に液体パッキンを大量に
盛っています。
どこで修理をされたのか分かりませんが、経験上このようなやり方ではまず直りません。
続いてエンジンの上部側のオイル漏れを点検。
ヘッドカバーの周りもかなりひどい状況です。
雫になっています。更にイグニッションコイルを外してみると。
かなり漏れたオイルがたまっている状態です。
こちらのエンジンはV6エンジンなのでヘッドカバーは4箇所あります。
エンジンルームの奥側バンクはサージタンクを外して点検。
こちらもイグニッションコイルを外すと・・・
やっぱりダメでした。こちら側も修理が必要です。
カバーを外してみると、かなり変わった造りです。
しかもパッキンだけの部品設定が無く、パッキンを交換するにはこちらのカバーごとの交換が必要な状態。
エンジンのオイルパンも外してみると
バルブカバーと同じような造りで、こちらもパッキンのみの部品設定は無し。
タイミングベルト周りのオイル漏れは無いようですが、
せっかく交換するのでウォーターポンプ、オイルシール類は交換。
ひと通り点検した所で、御見積もりをご連絡。無事作業のご依頼をいただきました。
まずはエンジンの上部のオイル汚れをきれいに洗浄していきます。
もちろんプラグホール周りは丹念に洗浄。
ちなみにバルブカバーは、一度液体パッキンを大量に盛付けて組んでみましたが、漏れてきてしまったので交換しました。
オイルパンはパッキンを再利用し、取り付けの際に液体パッキンを使って取り付けたところ、こちらは問題なく完了。
引き続いてタイミングベルトの交換です。
このエンジンのタイミングべルトの交換は初めてですが、フロントのフェンダーライナーを外すとかなりスペースが
あるので、そんなに難易度は高くないかと思います。
ただ、外す前にコマずれを防止する為に各ギアの位置をよく確認してから外す必要がありますが。
無事外れたところでウォーターポンプやオイルシールを交換。
交換後ベルトをはめる前に綺麗に洗浄します。
無事ベルトもはまりました。
後はベルトのカバーを組みつけていきます。
完了しました。
オイルパンは使いまわしなので多少不安ではありましたが、漏れはしっかり止まっています。
今回初めての作業があったので色々と勉強になりました。
お車のエンジンオイル漏れでお悩みの方は是非お問い合わせお待ちしております。
BMW E89 Z4
BMW Z4ブレーキパットは交換したんですが、警告が消えないとのご相談をお受けいたしました。
調べますとこちらのお車は交換後にリセットの設定を行わないと、警告は消えないようです。
早速、新しいアイテムG-SCAN2を投入。
無事リセットが完了しました。
更にお客様のご依頼は、ホイールに入っているガリ傷の修理。
これが実は4本とも削れています。
実はこのホイールとてつもないオフセットの鍛造20インチ SSR CV-01
メーカー等に修理を依頼するとかなりの高額が予想されます。
そこで、簡単なリペアーをお勧めいたしました。
こちらのホイールリペアーサービスは、削れた部分をある程度まではペーパーで削り、
そこから磨きに磨いて目立たなくする方法です。
なるべく削る範囲は、最小限にとどめるのがキレイに仕上げるコツとか。
ある程度削れたらひたすら磨きます。
細かくペーパーの番数を変えていくと、徐々に光沢が蘇ってきます!
ジャーン!どうでしょう、もうほとんど分かりません。
最後の仕上げです。
完了しました。
まともにメーカーに修理に出すと1本5万円以上で納期もひと月以上はかかると思われます。
ですが、この方法ですと1本2万円~ しかもご予約いただければ即日完了です。
最後の御依頼事項 エンジンオイル交換です。
当社のおすすめは Mobil 0W40 です。
少々お高いですが、純正に比べればリーズナブル。
もちろんとっても高パフォーマンス。
なんてったってエンジンはこれですから↓↓
直列6気筒3000㏄ダイレクトインジェクションツインスクロールツインターボ!
しかもこちらのお車コンピューターにてブーストを上げてあるとのお話。
足回りも凄くて、kwのVer3!
フロントブレーキがSTOPTECH社の4Potキャリパー
下回りの前後にはYAMAHAのパフォーマンスダンパーまで
そして、なんといっても1番すごいのは、そのボディーワーク!
ボンネット
前後フェンダー
テールゲート
どっから見てもめっちゃカッコいいです。
まるでZ4GT3のようです。
もちろん車内も凄いです。
また何かお困りごとが御座いましたら、是非お知らせください。
メルセデスベンツ C215 BRABUS仕様 ドアクロージング故障
車検でお預かりしたCLクラスのドアクロージングシステムが故障しているので、アクチュエーターの交換のご依頼を頂きました。
さすがベンツのトップモデルです。オートクロージャーが全てのドアとトランクに付いています。
お客様自身の方で、部品も手配済みでしたので交換するだけなのですが、そこはやっぱりベンツです。
そんなに簡単な話ではございません。
とにもかくにも、まずはドアのトリムを外していきます。
トリムを壊すと大変なので慎重に進めます。
これは本来最初に外すべき部品だったようです。
奥の方にビスが隠れています。
スイッチパネルを外すと奥にレバーがあり、これを引くとトリムが外れてきます。
カプラー類も外します。
外れました。
サイレンサーを外す前に、スピーカーやサイドエアバックはリベット留めなので、ドリルを使います。
サイレンサーを外してドア内部が露になりました。
ドアの内部を覗いて見ると
外側のキーシリンダーとウインドゥレギュレーターは外さないと交換できないようです。
ガラスを外さないとならないので、位置がずれないようにマーキングしてから外します。
外れました。
外れたガラスも、スゴイ厚みの合わせガラスです。絶対に高価です!
いよいよアクチュエーターとご対面です。
年数が経つとこちらの部分が割れてしまうようです。
この部分が割れてエアー漏れを起こすと、ポンプの保護の為コンピューターが作動を止めるらしいです。
取り付ける部品は中古のオークション品ですが、お客様がご自身で割れないように補強をして有ります。
取付後、作動確認をして組みつけていきます。
この辺りで1度試してみると。
これが、
こうなって、
おおっ!無事閉まりました。
それにしても、カッコいいですね。
巨大なフロントブレーキ!
マフラー内にもB!
ぜひ大事に乗ってあげてください。
マークⅡクオリス エアコン修理
この季節になるとエアコンの修理が増えてきます。
今回は、あまり無い様で実は割とあるトラブルです。
エアコンを入れると吹き出し口から、ポロッ。
や、
ポロッ、と小さな欠片が出てきます。
これは、ある程度の年数が経つと多いトラブル。
エアコンユニットの継ぎ目等にある、スポンジが古くなりボロボロになり、風によって出てきてしまうようです。
1度こうなると、ユニットを外してスポンジを全て交換するしかありません。
エアコンユニットを外すには、ダッシュパネルを全て外さないと外れませんので、
どんどん外していきます。
センターコンソールも外します。
助手席側のグローブボックスも外します。
そろそろ外れそうです。
外れました。
見事にボロボロです。
この辺りの継ぎ目の部分はもちろん張り替えますが、
実は、更にエアミックスダンパーなども、おそらくボロボロだと思われますので、点検します。
暑さにやられたのでしょうか?
やはり中もボロボロです。
この部品を全て純正でそろえると、かなりの高額が予想されますので、
全てをきれいに剥がした後に、ホームセンターで購入したふすまの隙間を埋めるスポンジテープを投入。
必要な部分に貼り付けていきます。
これで機能的には問題は無いはずです。
全て、貼り付け終わったら戻していきます。
戻し終わったら完成です。