2015年10月
VW ニュービートル オーディオ・フロントスピーカー交換
ニュービートルのオーディオの交換を、部品の持込でとご依頼を受けました。
元々SONYの1DINデッキが付いていますが、持ち込まれたメインユニットは海外製のインダッシュナビです。
センターパネルを取り外しハーネスを取付。
ただそこはさすが海外製。国産のように詳しい取付説明などあるわけも無く、難儀いたしました。
とりあえずの仮付け。
作動は問題なくオッケーのようです。
再度ハーネスを外して本組みです。
メインユニット取り付けは無事完了です。
続いてフロントスピーカーですが、こちらはPIONEERのセパレートタイプを購入していただきました。
ドアトリムを外してビックリ!
スピーカーは完全に割れちゃっています。
ドアガラスとレギュレーターを取り外しドアの外板をキレイにしていきます。
今回ここを掃除するのは、
ドアの外板にレアルシルトという制振シートを張りデッドニング効果を試してみたいからです。
フロントウーファーの裏や、外板を叩いて音を調べて取り付けてみました。
ウーファーの後ろ側にはデフュージョンという拡散シートも取り付け。
ウーファーは専用のバッフルを使ってからマウント。
ツイーターはダッシュボードに取り付け。
ニュービートルはダッシュボードが割りと簡単に外れるので、この加工は他車比べればかなり楽です。
クロスオーバーからツイーターへの配線を、純正のハーネスの中に通して(これが本当に大変)
最後にウーファーを取り付け。
左側も同じように作業しました。
ウーファーを取り付けた感想としては、音がかなりハッキリとした印象で低音のキレが良くなりました。
ヘッドユニットが音質などを細かく調整できる国産の商品なら、もっとスピーカーが生きると思いますので
次はぜひヘッドユニットの交換をお勧めいたします。
プジョー407SW エンジンオイル漏れ修理
駐車場に止めておくとオイルの漏れた跡がひどいとのご相談。
早速リフトアップするとかなりひどい状態です。
オーナー様のお話によると、オイルの警告灯が頻繁に点灯し、その度にオイルの補充を行っているとの事。
走行距離が約90000㌔の為、タイミングベルトの交換と含め、なるべく安価でとのご依頼なので、
お時間をいただいて、オイル漏れの箇所を確認後、見積もりとなりました。
まずはエンジンのオイルパン。ここは元々漏れていたのをオイルパンを外さないで隙間に液体パッキンを大量に
盛っています。
どこで修理をされたのか分かりませんが、経験上このようなやり方ではまず直りません。
続いてエンジンの上部側のオイル漏れを点検。
ヘッドカバーの周りもかなりひどい状況です。
雫になっています。更にイグニッションコイルを外してみると。
かなり漏れたオイルがたまっている状態です。
こちらのエンジンはV6エンジンなのでヘッドカバーは4箇所あります。
エンジンルームの奥側バンクはサージタンクを外して点検。
こちらもイグニッションコイルを外すと・・・
やっぱりダメでした。こちら側も修理が必要です。
カバーを外してみると、かなり変わった造りです。
しかもパッキンだけの部品設定が無く、パッキンを交換するにはこちらのカバーごとの交換が必要な状態。
エンジンのオイルパンも外してみると
バルブカバーと同じような造りで、こちらもパッキンのみの部品設定は無し。
タイミングベルト周りのオイル漏れは無いようですが、
せっかく交換するのでウォーターポンプ、オイルシール類は交換。
ひと通り点検した所で、御見積もりをご連絡。無事作業のご依頼をいただきました。
まずはエンジンの上部のオイル汚れをきれいに洗浄していきます。
もちろんプラグホール周りは丹念に洗浄。
ちなみにバルブカバーは、一度液体パッキンを大量に盛付けて組んでみましたが、漏れてきてしまったので交換しました。
オイルパンはパッキンを再利用し、取り付けの際に液体パッキンを使って取り付けたところ、こちらは問題なく完了。
引き続いてタイミングベルトの交換です。
このエンジンのタイミングべルトの交換は初めてですが、フロントのフェンダーライナーを外すとかなりスペースが
あるので、そんなに難易度は高くないかと思います。
ただ、外す前にコマずれを防止する為に各ギアの位置をよく確認してから外す必要がありますが。
無事外れたところでウォーターポンプやオイルシールを交換。
交換後ベルトをはめる前に綺麗に洗浄します。
無事ベルトもはまりました。
後はベルトのカバーを組みつけていきます。
完了しました。
オイルパンは使いまわしなので多少不安ではありましたが、漏れはしっかり止まっています。
今回初めての作業があったので色々と勉強になりました。
お車のエンジンオイル漏れでお悩みの方は是非お問い合わせお待ちしております。