2016年12月
GRS180系クラウン ヘッドライトレンズ交換
180系のクラウンにお乗りのお客様の悩みが、ヘッドライトレンズのくすみ。
新車からそのままお使いですと、ほぼこの様に曇ります。しかしユニットの交換はかなりの高額になります。
しかし、このクラウンはレンズの単品供給がされています。
交換の際にはユニットの脱着が必要です。まずはフロントバンパーを外します。
バンパーが外れれば、ユニットは簡単に外れます。
さて、ここからは未体験の領域です。
雑誌などを見ると、段ボール箱に入れてドライヤーを突っ込み、ひたすら温める様な写真を見たことがあります。
が、ここは慎重にドライヤーで温めます。
1箇所を集中的に温めると、プラスチック部分が溶けたりしてしまうので、慎重に行います。
十分に温めたら、ツメを折らないようにレンズを外していきます。が、あくまで無理はしません。
無事に外れました。
こちらが、ユニット側です。
そして、これがユニットとレンズの間に入るパッキンです。
古いパッキンをはがした後、新しいパッキンをはめていきます。
そして、新しいレンズを取り付けます。
新品のレンズって、こんなにキレイだったんですね‼
左右とも交換終わりました。
レンズがキレイになると見栄えが良くなるのはもちろんですが、
ヘッドライトも明るくなりますので、夜間走行も快適になりますので、お悩みの方は是非ご相談ください。
ST203 セリカ オイル漏れ修理
ちょっと古いトヨタのS型エンジン、車検でお預かりいたしましたが、かなりのオイル漏れです。
エンジンの後ろ側がかなりの重症みたいです
一度エンジンルームを高圧洗浄後にエンジンをかけると、ご覧の様にかなりの漏れが見られます。
エンジンのシリンダーヘッド側の不具合に間違えは無いので、まずはタイミングベルトを取り外します。
ベルトのカバーの中もかなりひどい状況です。
カムシャフトのオイルシールは完全に漏れていますが、
バルブカバーガスケットも、やはり漏れています。
あと、ディストリビューターも漏れてます。
定番のOリングです。
クランクシャフトのオイルシールと、オイルポンプのシールも交換して、徹底的に洗浄します。
もちろん、カムシールも交換します。
気になるウォーターポンプも交換致します。
さすがに年季が入っています。
全てのパーツをキレイにしたら、取り付けていきます。
ただの自己満足かもしれませんが、キレイだと嬉しいですよね。
組み付けていきます。
以上でエンジンオイル漏れ修理は完了ですが、
こちらのお車、フロントハブにガタつきがありましたので、ベアリングの交換も同時に行いました。
この辺りまでの分解は、割と容易いのですが・・・
ベアリングからハブプレートを外すのは、専用のSSTやプレス台などが必要になってきます。
今回は無事外れてくれました。
後はプレス台を使用してベアリングを圧入します。
こちらも無事完了。
トヨタのS型エンジンは、元々丈夫なエンジンなので、こまめにメンテナンスをすれば、まだまだ十分使えます。
今後も是非、末永く大事に乗ってあげて下さい。
BMW E87左リヤ足廻り異音
今回左後ろからコトコト音がするということで入庫しました。
リフトアップをしてみると、リヤショックの下側を止めているマウントが切れていました。
修理依頼を頂きましたので部品を注文。
ここです。
古い方の写真を撮り忘れてしまい、これは新品を付けた写真です。
難しい作業ではないですね。
ショックの下のナットを外しました。
後は左右に付いている2本ボルトを外せば取れるようです。
外れました。
これが外したもマウントです。
こんな事があるんですね!ちょっとビックリです。
新品と比べるとこんな感じです。
では新品を取り付けます。
後は下のナットを締めれば完了です。
終わりです。
ひとまずの試運転では音は消えました。
後はしばらく乗って頂いて音がすれば来店されるとの事でしたが、その後連絡もないので
どうやら音は消えたようです。
異音の特定はなかなか難しいですが今回もしっかり直ったようで良かったです。
ありがとうございました!