車検ブログ
アコードワゴン CH9
CH9のアコードワゴンのカスタムのご依頼をお受けいたしました。
まずはバックカメラの配線を通していきます。
サブウーファーも、元のお車から外してお取り付け。
リヤシートの可動の際に、邪魔にならないように配線を通します。
実はここからが大変でした。
バックカメラがなかなか映らないのと、
助手席のグローブボックスを外した奥に、何やら外れている部品が‼
あれはまさしくエアコンの内外気の切り替えの部品です。
う~ん。折れてる感じです。
こうなると、エアコンのユニットを全部取り外すしか、道は無さそうです。
お客様の承諾を得られましたので、いざ全バラです。
これくらいの年式のホンダ車はなかなか手ごわいんです‼
ビスがわざわざ裏側から止まっていたり、
もう恐ろしいほどの配線の数。
配線の取り回しを間違えると、カプラー同士が届かないことも多々ありますので、写真を大量に保存しておきます。
見えてきました。
外してみると、なんと一部が割れています。
外部からの衝撃なのか、それともサーボモーターが無理な力をかけたのか、
いずれにしても、再使用は不可なので部品を調達。
せっかく外したので、ダッシュの上の追加メーターの配線も、中に通してしまいます。
後は忘れる前に急いで元に戻します‼
ナビ周りはウーファーとバックカメラの配線も繋げます。
メーターの配線もダッシュの中なのでスッキリ。
何とか完了した所で、お客様より、新たな持ち込み部品が到着。
レカロシートと、
MOMOステです。
苦労したナビのバックカメラも無事完了。
これには正直かなり参りました。ホンダの友人にかなりお世話になりました。
ようやく完了。大変お待たせいたしました。
こんなにキレイなCH9は、なかなか無いでしょう?
ポルシェ957カイエンS車検整備
カイエンS車検整備でお預かりいたしました。
車検整備と同時に車高調の再セッティングのご依頼がありました。
BCracingというメーカーの車高調が組んであります。
2~3か月前に1度ご依頼いただいた際は「かなり突き上げがある。」ということでしたので、
減衰力を最も弱い状態にしてお渡ししたところ、
「突き上げは無くなったが、段差を越えた後の揺れが収まらない。」
との事でしたので、最初の状態との中間にして一度ご納車。
今回はフロント側はそのままで、リヤだけをもう少し固めにとの事でしたので再度調整。
ただ調整ダイヤルはショックの上部にあるので、取り外す必要があります。
今回はダイヤルを2個ほど固めにセッティングしました。
前後のブレーキキャリパーは前回お預かりした際にレッドで塗装してあります。
なので、タイヤを取り付ける前にきれいに清掃します。
使用後のインプレッションお待ちしています。
FIAT ムルティプラ オイル漏れ修理
「止めておくとオイルが下にたれてくる。」とのお話。
お預かりしてリフトアップをしてみると、ドライブシャフトのインナーブーツからミッションオイルが漏れてきています。
通常の車はドライブシャフトの中からミッションオイルが漏れてくることはまず無いのですが、FIATの車はブーツはミッションに
固定されていて、ブーツは回らずシャフトのみがブーツの中で回る構造になっています。
ブーツを外すとこんな感じです。
外した側のシャフトです。
シャフトからブーツを外すのに、念のためプレスを使用しました。
外れました。インナーブーツを内側から見た構図です。
奥にベアリングの様なものが見えます。
この部分からオイルが漏れていたみたいです。
入れる際もプレスを使用。
オイルは純正品を用意しました。
追加で、左の後ろのタイヤが走行中に時々こすれているとのお話。
拝見すると、かなりネガキャンがついた感じになっています。
フェンダーの内側にも跡が付いています。
リフトアップするとロアーアームのブッシュのところが、こすれて錆びてきてます。
とりあえず分解するとブッシュがガタガタでした。
ただ、部品の納期が約1ヵ月!
とりあえず一度元に戻してご返却しました。
部品が届いたので再度入庫していただき分解すると、ベアリングは粉々‼ ブッシュはビリビリでした。
ブッシュの部品の単品供給はないみたいで、ロアーアームのASSY交換になりました。
お取り付けして完了です。
なかなか貴重な経験をさせて頂きました。
またのご利用お待ちしております。
AUDI A4 エアコン修理
エアコンの風は出るが、冷えないというお問い合わせを頂きました。
こんな時はまずCPU診断です。
エアコンの項目に故障のメッセ―ジがあります。
さらに深く探っていくと、A/Cプレッシャーセンサー/温度センサーの故障コードが入っています。
プレッシャーセンサーはエアコンのコンデンサーの前側についています。
こちらを交換して作業完了。思いのほか低料金で済みました。
最近のエアコンのコンプレッサーはクラッチでON、OFFするのではなくコンプレッサー内のバルブを開閉することで
温度を変えているみたいなので、ゲージマニホールドやクラッチの見た目だけでは判断が難しくなってきています。
もう診断機がないと修理は難しくなってきましたね。
1JZ-GTE エンジンオイル漏れ修理
JZX100のチェイサーの車検をお預かりいたしました。
リフトアップをしてみるとかなりのオイル漏れがあります。
エンジンフロント側のタイミングベルトカバーより出てきています。
とりあえずカム側のカバーを外してみると、かなり汚れています。
考えられるのはカムのオイルシールや、ガスケット類。
とりあえず、お預かりして分解開始。
特に、エキゾースト側はかなりの汚れがあります。
ベルトテンショナーの裏側もべっとりです。
カムシールがかなり怪しいので、カムギアを外してバックプレートも外します。
やはり、カムシールでした。
ゴムの弾力が無く、硬くなっています。
両側のカムシールとクランクシャフトも交換をします。
大人の事情により、VVTも新品に交換をしました。
ベルトテンショナーもかなり汚れているので、きれいにしてから取り付けます。
作業完了しました。
JZ系のエンジンが、トヨタ最後の直列6気筒エンジンになってしまうんでしょうか。
直列6気筒ならではのエンジンフィールは捨てがたいものがあるので、また復活して欲しいですね。
ぜひ大事に乗ってあげて下さい。
ポルシェ911 タイプ997 プラグ交換
ポルシェ911のプラグ交換をお預かりいたしました。
が、エンジンフードを開けてエンジンルームを覗いてもほとんど何も出来ません。
プラグの交換はリフトアップして下側からの作業になります。
プラグの交換をするには、まずエキゾーストマニホールドとキャタライザーを外す必要がありそうです。
マフラーの取り外し自体は、ナットさえきれいに外れてくれれば、さほど難しくはなさそうですが・・・
徐々に外れてきました。今のところ順調です。
イグニッションコイルが現れました。
コイルを外すとスパークプラグです。
プラグが外れました。このエンジンはダイレクトインジェクションなので、やはりカーボンは溜り気味です。
新品と比べると ヤバい感じがよく分かります。
ガスケット類も当然交換します。
エキゾーストポートも真っ黒ですね。
後は元に戻して無事終了。
その他、エアークリーナーと、
エンジンオイルを交換して作業終了です。
実はちょっとすごい911なんです。
いつかは乗ってみたいですね。
レンジローバーSPORTS
チョットすごい車をお預かりいたしました。
昔は砂漠のロールスロイスなんて呼ばれてましたが、
その名も、
レンジローバーSPORTS!!
イヴォーグは結構見かけますが、SPORTSはなかなか千葉県では見かけません。
こんなチャンスはめったに無いので、色々と拝見!
キーをオンにすると、まずナビとメーターにLANDROVERの文字が浮かび上がります。
その後メーターが浮かび上がる仕組み!
そして、センターコンソールや、シフトレバー周りもかなりゴージャス。
今どきのレンジはデザインもイイんですが、工業製品としてのクオリティーの高さもすごいです。
シートもこの質感。超やばいです。
リヤシートもぬかりなく・・・
フロントブレーキはこのクラスお約束のbrembo6POT でかいです。
サスペンションは前後エアサス。
の、マルチリンク。
エンジンは5L V8スーパーチャージャー。
同時期にお預かりしていたカイエンと並べると、一回りくらい大きい感じです。
いやーそれにしても、すごい車でした。
ベンツW210 E240 燃料漏れ修理 E430エンジンマウント交換
W210のE240のお客様より燃料漏れの修理を御依頼いただきました。
車両の後部より、タダならぬ臭いがします。
リフトアップをすると、燃料タンクの横のカバーより、ポタポタとガソリンが落ちてきます。
カバーを外すとポンプから漏れているようです。
このままではハイオクガソリンがもったいないのと何より危険です。
早急に部品を手配して交換いたしました。 交換後は快調です。
お預かりしている同時期にE430の車検もお預かりいたしました。
こちらのお車は、信号待ち等の停車時に振動があるとの事。
点火系統の失火によるエンジン自体の揺れか、マウント等の劣化による揺れか判断がしずらかったので、
まずマウントを点検してみることに。
リフトアップしエンジンマウントをのぞいてみると、
左側のマウントからは何かが飛び散ったような跡があります。
右側は見た目特に何も無さそうですが、
お時間を戴けたのでとりあえず外してみることに。
左側のマウントはゴムの部分が切れており、中のオイルが漏れている状態でした。
新品と比べるとこんな感じ。
右側はオイルこそ漏れていませんが、マウントはかなりへたった状態です。
新品と比べるとこんな感じです。
もっともこの車両、22万㌔走行車!なので、ゴム類の劣化はしかたがありません。
交換後はこちらも快調。まだまだ走れます。
同時期に3台もW210が揃うことはあまり無いので、並べてみました。
色までお揃いなんて、あまりありません。(W210の定番色ですが・・・)
皆様、またのご来店お待ちしております。
VW ニュービートル オーディオ・フロントスピーカー交換
ニュービートルのオーディオの交換を、部品の持込でとご依頼を受けました。
元々SONYの1DINデッキが付いていますが、持ち込まれたメインユニットは海外製のインダッシュナビです。
センターパネルを取り外しハーネスを取付。
ただそこはさすが海外製。国産のように詳しい取付説明などあるわけも無く、難儀いたしました。
とりあえずの仮付け。
作動は問題なくオッケーのようです。
再度ハーネスを外して本組みです。
メインユニット取り付けは無事完了です。
続いてフロントスピーカーですが、こちらはPIONEERのセパレートタイプを購入していただきました。
ドアトリムを外してビックリ!
スピーカーは完全に割れちゃっています。
ドアガラスとレギュレーターを取り外しドアの外板をキレイにしていきます。
今回ここを掃除するのは、
ドアの外板にレアルシルトという制振シートを張りデッドニング効果を試してみたいからです。
フロントウーファーの裏や、外板を叩いて音を調べて取り付けてみました。
ウーファーの後ろ側にはデフュージョンという拡散シートも取り付け。
ウーファーは専用のバッフルを使ってからマウント。
ツイーターはダッシュボードに取り付け。
ニュービートルはダッシュボードが割りと簡単に外れるので、この加工は他車比べればかなり楽です。
クロスオーバーからツイーターへの配線を、純正のハーネスの中に通して(これが本当に大変)
最後にウーファーを取り付け。
左側も同じように作業しました。
ウーファーを取り付けた感想としては、音がかなりハッキリとした印象で低音のキレが良くなりました。
ヘッドユニットが音質などを細かく調整できる国産の商品なら、もっとスピーカーが生きると思いますので
次はぜひヘッドユニットの交換をお勧めいたします。