車検ブログ
ST203 セリカ オイル漏れ修理
ちょっと古いトヨタのS型エンジン、車検でお預かりいたしましたが、かなりのオイル漏れです。
エンジンの後ろ側がかなりの重症みたいです
一度エンジンルームを高圧洗浄後にエンジンをかけると、ご覧の様にかなりの漏れが見られます。
エンジンのシリンダーヘッド側の不具合に間違えは無いので、まずはタイミングベルトを取り外します。
ベルトのカバーの中もかなりひどい状況です。
カムシャフトのオイルシールは完全に漏れていますが、
バルブカバーガスケットも、やはり漏れています。
あと、ディストリビューターも漏れてます。
定番のOリングです。
クランクシャフトのオイルシールと、オイルポンプのシールも交換して、徹底的に洗浄します。
もちろん、カムシールも交換します。
気になるウォーターポンプも交換致します。
さすがに年季が入っています。
全てのパーツをキレイにしたら、取り付けていきます。
ただの自己満足かもしれませんが、キレイだと嬉しいですよね。
組み付けていきます。
以上でエンジンオイル漏れ修理は完了ですが、
こちらのお車、フロントハブにガタつきがありましたので、ベアリングの交換も同時に行いました。
この辺りまでの分解は、割と容易いのですが・・・
ベアリングからハブプレートを外すのは、専用のSSTやプレス台などが必要になってきます。
今回は無事外れてくれました。
後はプレス台を使用してベアリングを圧入します。
こちらも無事完了。
トヨタのS型エンジンは、元々丈夫なエンジンなので、こまめにメンテナンスをすれば、まだまだ十分使えます。
今後も是非、末永く大事に乗ってあげて下さい。
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