修理ブログ
R129 ベンツ320SL ボンネットインシュレーター交換
車検でお預かりいたしましたこちらの320SL。リフトアップをしてボンネットをあけたところ、
エンジンの上など所々に、こういったスポンジ状のかけらがいっぱい落ちています!
ボンネットの裏側はすでに7割近くは無くなっているでしょうか。
このまま放って置く訳にはいきません!エンジンの熱でボンネットの塗装が焼けてきたり、落ちたかけらが変な所
に入ったりしたら大変です。
ここはお客様に連絡を入れて至急部品を手配。幸い国内に在庫が有るとの事で、翌日には部品が届く目処が
たちましたので作業開始です。
まずは落ちたかけらが、エンジンルームに落ちないように養生します。
養生が完了したところで、軽くスクレーパーで削ってみます。
大きなものは大まかに削れましたが、乾ききった接着剤には、まるで歯が立ちません!カッチカチです。
ここはボンネットを外すしかないようです。
ボンネットを外しても、あまり力を入れ過ぎる事は出来ないので、なるべく塗装を傷つけないように慎重にこそぎ落としていきます。
が、遅々として進まないのでエアーツール投入です。
さすがエアーツール!早いです。
2時間以上かけて何とかここまで仕上がりました。
あと少しです。腕がしびれます
こんな感じで貼付に入ります。
こちらが新品のインシュレーター。新品はとっても柔らかいんです。
これを慎重にボンドで張り付けていきます。
貼付終了後 ボンネットを取付け作業終了です。
これ位の年式のボンネットインシュレーターは、国産のお車だとすぐには用意が出来ないのが多いのですが、
さすがベンツです。まさか翌日に届くとは!車はただの消耗品じゃ無いんですよね。
オーナー様も分かっているから大事に長く乗れるんでしょうね。
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