車検ブログ
W210オートマ故障
W210のE250が、スピードが出ないとの事でお預かりいたしました。
試運転をした所、2速か3速に固定していてエンジンは吹けきっているのにスピードが出ないようです。
色々調べていくと、オートマ内部の故障の疑いが強いようです。
お客様と打ち合わせた結果、「なるべく費用は抑えたい。」との事でしたので、
お時間を頂いて内部を分解点検して、必要部品のみの交換で対応する事にしました。
まずはATFを抜いてオイルパンを取り外します。
オイルはかなり汚れています。
バルブボデーを外してみました。こちらのエレクトリックプレートが壊れやすく、しかもここが壊れると3速固定になるようです。
現状を点検していくと、エレクトリックプレートで間違い無さそうですので、部品を手配。
部品が届くまでバルブボデーをキレイに洗浄します。
届いたところで御取り付けです。
こちらの突起部分がセンサーになっていて回転数が拾えなくなるようです。
順調に進んでいきましたが実は最後の最後で・・・
オイル量を測ったところ。
あれっ!まさか!マジか!
ギャー!レベルゲージの先端が折れてしまいました!
これを取り除くのに一番手間がかかりました。右側バンクのエキゾーストフロントパイプ・ミッションマウントを外し
何とかゲージのガイドの取り外しに成功。無事救出に成功しました。
オイル量点検後試運転を行ったところもう絶好調です。 シフトフィーリングもかなりイイ感じ。
最初は高額修理のおそれもありましたが リーズナブルに抑えることが出来ましたのでお客様にも喜んでいただけました。
#050
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://www.harumi-shaken.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/58