BMW E63 E/Gオイル漏れ
再アップです。 ( ̄(エ) ̄)ノ
BMW E63 車検でお預かりです。
4.8Lの V型 8気筒 エンジンです。
エンジンスペックを調べましたら、最高出力 367ps/6300rpm 最大トルク 50.0kgm/3400rpm だそうです。
実はこちらのエンジン、エンジンルームから見ると所々、オイルが、にじんでいるな~ 程度だったんですが
車をリフトアップして見たところ・・・・
ここも。。。 ( ̄(エ) ̄;
ここもか。。。 ( ̄(エ) ̄;
ここもだ。。。 ( ̄(エ) ̄;
けっこう、オイル漏れが、ひどい事になってました。
オイル漏れの場合、あらかじめ部品を、頼んでおいて
時間を短縮するのですが、今回は時間がいただけたので
実際に分解していって、漏れている場所を確認してから、部品を注文する事にしました。
まずE/Gの右側バンク、カムギアの所についているバキュームポンプは、かなり,漏れていました。
エンジンのフロントケースも右左とも、漏れています。
左右のタペットカバーも外しますので、パッキンの交換も必要です。
段々、外していくとE/Gの下側は、かなりひどい状況です。
アクティブスタビのオイルホースは、しずくになってます。
右フロントタイヤ後のスペースには、アクティブスタビのハイドロユニットがあります。
特にオイル量が減ってはない様なので、おそらくバルブカバーから、たれたE/Gオイルのしずくの様です。
左右のバルブカバーを止めている、ボルトを外して、
カバーを外します。
左右ともバルブカバーを外すスペースが無いので、エンジンマウントを外して・・・
ハンガーで、E/Gを釣り上げての作業になります。 大漁じゃ~~
シリンダーヘッドのフロントカバーパッキンも交換です。
段々と外れてきました。 ( ̄(エ) ̄)b
BMW得意のバルブバルブトロニックが見えます。
オルタネーターは、かなりオイルをかぶっており、走行距離も8万キロなので、リビルト品と交換です。
オルタネーターのステーにも、何やらオイルのバルブがあります。
パワステポンプもオイル汚れがありますが、もれたE/Gオイルの汚れのようなのできれいにして取り付けます。
エンジンのオイルパンもガスケットも交換します。
クランクプーリーも外しましたが、オイルシールは特に漏れはない様でしたが、せっかくなので交換します。
以上、エンジンオイルの汚れている所は、確認できましたので、
各部をキレイに掃除して、取り付ける準備をします。
けっこう、オイル漏れが、ひどい事になってました。
いやー、それにしても、すごい事になってます。 機械好きにはたまらない光景です。
外したパーツもキレイにして、取り付けます。
特にこういうアルミのパーツは、キレイだと、気持ちがいいですよね ( ̄(エ) ̄)b
Fカバー取付け完了しました。
各プラグホールには新品のプラグチューブを入れて
バルブトロニックのエキセントリックシャフトセンサーにも、破損等がないのを確認
バルブトロニックのサーボモーターですが、外した時に何も考えずに外してしまったのですが
普通に取り付けても、特に問題はない様です。
オイル汚れが、ひどかった部分もきれいに掃除したので
見違える様にキレイになりました。
最後にバルブカバーを取り付けます。
オイルパンまわりもキレイにして、その下にある、メンバーやステアリングラックも掃除済みです。
左右ともカムポジションセンサーの、Oリングを交換し取り付け、バキュームポンプも、Oリングを交換します。
左右のバルブカバーを取り付けた所で、エンジンとメンバーを取り付け、エンジンカバーを外します。
いよいよ、終了が近づいてきました。
アクティブスタビライザーのまわりも、パーツクリーナーを使ってキレイにしました。
エンジンオイルは当店の定番 「モービル 5W-40W」 をセレクト
すごくキレイにしたのに、色々取り付けていくと・・・・・・
段々見えなくなって少々残念ですが・・・・・・・・ ( ̄(エ) ̄;
完了しました! さすがに時間もかかりましたが、大変貴重な経験をさせていただきました。
その昔・・・・・ ( ̄(エ) ̄)y-゜゜゜
世界一美しいクーペと言われた 「E24 BMW 635csi」 の後継の 「E63 650i」
「クリス バングル」のデザインとBMWのアイデンティティがあいまって・・・・・
さすが 美しい~~~!
さらに、こちらの車両は、前後20インチのホイルに、しっとりと落とした車高が迫力満点です。
ぜひ、末永く、乗ってあげてください。
#027
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